レイコ先生 SANTOSHA

SHIZENヨガインストラクターによるYama、Niyamaの解説です。この壁画もレイコ先生が描かれたものなのです。

「サントーシャ」

santosareiko03

知足。満足すること。

今の社会、がんばり続けることが良いとされ、実績重視でお給料はそれに比例して変わるのが普通になってきています。

ゆとり教育で「勉強ばかりやらなくてもいいんだよ」「ナンバーワンよりオンリーワンだよ」と育てられた世代は「あれは何だったのだろう??」と思っているはず。1つの目標を達成したらすぐに、次はこれ、、その次は、、、と次から次に課題が現れ、どんなにがんばっても、いくら進んでもゴールは見えない。そうやって ずっと未来を切望し続けることが 成長に繋がる、、というのが社会的通念となってきているように思います。

これに慣れると 私生活でも1つ何かを手に入れると、それはすぐに当たり前の存在となり、条件反射のように次を欲するようになっていきます。

禅僧であり平和運動家、詩人でもあるティクナット・ハン氏の僧院では、一日に何度か鐘が鳴り、その度に何をしている人も一度動きを止めて、3回深呼吸をするそうです。

サントーシャを実行する為には まずは一度立ち止まって自分が今持っている物を確認することからはじめたら良いと思います。

今、自分にあるもの、家族、友人、仕事、健康、知恵、財産など、それが有ることを認識し直すと 自然に感謝の念がわいてきます。一回につき、そのどれか一つに焦点を絞って考えても良いと思います。

何か新しいものを手に入れたら、手に入れたそれ自体だけでなく、それを手に入れる経緯に関係した人を思い出してみます。何かが去っていったら、それが過去にあったことにより、今の自分があることを想います。感謝している自分を感じる時間を持ちます。

車窓からの美しい風景は、一瞬で過去の物になり忘れてしまいます。結婚したときあんなに仲が良かったパートナーも「この人がいなければ自由な時間がもっとあるのに」と思ったり、就職したとき「やったー」と飛び上がって喜んだ会社も「他の選択肢をもっと見ればよかった」と後悔したりする。

サントーシャは感謝の念。
自分にすでに有る物に感謝の気持ちを持つこと。
自分から去ってゆく物に追いすがらないこと。
感謝の気持ちを持つための時間を持つこと。

ヨガの練習でも 時には 新しいポーズに挑戦するかわりに、力を抜いて「しないこと」をしてみて下さい。自分の中にある空間を見つめてみて下さい。水に沈めたコップが水で満たされるように、そこに呼吸が入ってきて、自然に 強さや幸せが沸き上がってくるのが感じられると思います。

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